佐城雪美ちゃんの沈黙に隠された可能性は無限大 ~∞ Possibilities~
※某元教師ユニットは特に出てきません(ごめんなさい)
声がなくても聴こえる声があるという話
佐城雪美ちゃんはアイドルマスターシンデレラガールズ(以下デレマス)に登場するアイドルの一人である。
モバゲー版デレマス(以下モバマス)やスターライトステージ(以下デレステ)をプレイしているプロデューサーさん達なら、担当でなくともきっと一度は顔や名前を見たことがあるだろう。モバマスでの第七回総選挙開催が近づいて来ているということで、今回は宣伝も兼ねて、佐城雪美ちゃんの魅力について語らせてもらおうと思う。
佐城雪美ちゃんといえば?
佐城雪美ちゃんはいくつもの特徴を持ったアイドルである。
・赤い宝石のような澄んだ瞳
・長く綺麗な青色の長髪
・いつも一緒にいる黒猫のペロと、それに付随した猫属性
・10歳という年齢には不相応の神秘的な雰囲気、淑やかさ
・年齢相応の純粋さやあどけなさ、あざとすぎないいじらしさ
ざっと挙げるだけでもこれだけの魅力がある。勿論ここに挙げた以外にも雪美ちゃんを象徴するような特徴はまだまだたくさんある。この記事の作成者である僕自身、恐らくまだ彼女の魅力の半分もわかっていないであろうと思っている。佐城雪美ちゃんとはそれほどまでに深い女の子なのだ。
さて、そろそろ本題に入ろう。今回僕が語る佐城雪美ちゃんの魅力(特徴)はこれだ。
それは「三点リーダー(......)」である。
知っている方も多いかと思うが、雪美ちゃんは人と喋ることを苦手としている。口数も少なく、ファンとの握手会を一言も発せず終わらせてしまった事もある(デレステ雪美ちゃんメモリアルコミュ4参照)
彼女のセリフは必ず合間合間に三点リーダーが入る。三点リーダーは二次元では主に"沈黙"を表す記号として使用される。要するに佐城雪美ちゃんの言葉には沈黙が多いということだ。
ここまで聞いて
「喋るの苦手なんだから会話の時に言葉がスムーズに出てこないのは普通なのでは?」
「それが一体佐城雪美ちゃんの魅力と何の関係があるの?」
と思われたプロデューサー諸兄もいるだろう。では次にこのカードを見て欲しい。
このカードは「マーチング☆メロディー 佐城雪美」というカードである。背景を簡単に説明すると、マーチングバンドでハーモニカを担当することになったため、その練習を公園で一人でしているというものだ。
雪美ちゃんの頑張り屋な面が表現されているとても良いカード...なのだが問題はそこではない。
この時の雪美ちゃんは一人であり、このセリフは完全に独り言なのだ。
しかし、会話ではなく独り言にもかかわらず雪美ちゃんの言葉には沈黙が多く見られる。これはつまり、
『雪美ちゃんの言葉に沈黙が多いのは、会話が苦手だから"という理由だけでは無い"』
という事ではないだろうか。
では他にどんな理由があるのか・・・これは僕の推測だが、雪美ちゃんは沈黙の間に自分の想いを込めているのだと思われる。
喋るのが苦手な雪美ちゃんが、何とかして自分の想いを上手く言葉に込めようと努力している結果があの沈黙なのではないだろうか。
もちろんこれは完全な僕個人の推察であり根拠などは存在しない。強いて言うなら"僕が雪美ちゃんをそういう子だと理解している"事が最大の根拠だろうか。
解釈の仕方はいくらでもある。雪美ちゃんの可能性は無限大なのだ。
声が聴こえないからこそ、想いを聴こう
声優というのは凄い職業で、"・・・"のような沈黙にも感情を込める事が出来る人たちである。
言外の想いを息遣いや声の切り方などで見事に表現する、正に"声"に"優"れた役者である。
だが、佐城雪美ちゃんには現在(2018/03/08時点)ボイスが付いていない。
彼女の沈黙は愚か、発しているはずの声でさえ音で捉えることが出来ないのだ。
だからこそ佐城雪美ちゃんの担当プロデューサーは、自分の聴覚以外のありったけの感覚で彼女の気持ちを知ろうとする。
そしてそれぞれが自分なりの"佐城雪美"を考察し、理解し、全力でプロデュースするのだ。そしていつの日か彼女の声が聴こえた時に
やはり自分のプロデュースは間違っていなかったと。魂で繋がっていたと誇るために。
その日がいつ来るのかはまだ分からない。だけどいつか来るその日を少しでも近くに手繰り寄せるために、
今日も雪美Pは聴こえぬ彼女の声を聴き、聴こえぬ彼女の想いを代わりに周りに伝えようと言葉を紡ぐのだ。
佐城雪美ちゃんの最初の特技の名前は『ピュアボイス』。
.......いつの日かその透明な彼女の歌声が、全ての人の耳に届きますように......。